矯正治療と言えば、治療後のキレイな歯並びの見た目ばかりに意識が向かいがちですが、それと同じくらい噛み合わせやメインテナンスのしやすさなどの機能上の改善も見込むことが出来ます。メインテナンスがしやすくなることで、むし歯や歯周病にもなりにくくなるため、お口の健康づくりの一環としても有効です。
歯並びが乱れていると、食物をよく咬めないことで胃腸に負荷がかかり消化不良を起こしやすくなります。噛み合わせが不適切な場合は、顎関節に負荷がかかり、顎関節症を引き起こす可能性もあります。
また、滑舌が悪化し、そのままの発音が癖になってしまうケースも考えられます。歯並びが他の機能に悪影響を及ぼすと、それらを治療するのにも費用と時間がかかってしまいますので、
矯正治療は様々な機能不全の予防にもなると言えます。
いわゆる出っ歯です。上の歯が前方に突きだしている状態です。
いわゆる受け口です。噛み合わせたときに下の顎の方が前方に突きだしている状態です。
上下ともに歯列が前方に突きだしている状態です。口元が閉じにくくなっています。
歯が重なり合って生えている状態です。顎の幅に対して歯が大きい場合などに起こります。
奥歯を咬みあわせたときに上下の前歯がくっ付かず、すき間ができてしまう歯並びです。
咬みあわせたときに噛み合わせが深く、下の歯列を上の歯列が覆ってしまう歯並びです。
当院では、矯正専門の歯科医師による担当医制を導入しております。
患者様の矯正内容を一人の担当医が把握することで、矯正治療の質を高く維持できます。代表的な治療例をご紹介します。
矯正担当医制だからこそできる治療があります!
専門性が高い矯正治療は、大学病院や矯正専門クリニックなど多くの医療機関で診療実績のある優秀な専門医が担当します。患者様のお悩みを親身に汲み取り、丁寧でわかりやすい説明と学識に沿った治療を継続して行うことをモットーに、皆様の信頼に応えるべく日々研鑽しています。
また当院では院長による救急対応はもちろん、抜歯やインプラント治療、歯周病治療などと並行した総合的な矯正治療を実施、ご提供してまいります。
お口の中を拝見し、歯並びについて気になることをお教えします。また、矯正治療の疑問点にもお答えしますので、お気軽におたずねください。
治療前に口腔内写真・デジタルレントゲンの撮影、印象採得といった精密検査を行ってお口のデータを収集します。その後、検査結果をもとにお口の状態を診断します。
使用する矯正装置、治療期間、費用などの治療計画をご説明します。ご理解と同意をいただいた後、治療に進みます。
ブラッシングの仕方などをご説明してから、装置を装着し、治療に入ります。歯が正しい位置に移動するまで行います。3~6週間に1回のペ-スで通院が必要となります。
移動した歯並びの後戻りを防ぐためにリテーナーという装置を装着します。保定期間中は定期的に通院していただき、経過観察、メインテナンスを行います。
口腔筋機能療法MFT(Oral Myofunctional Therapy)とは、日常生活のなかで悪い癖がついていまっている舌や口唇の位置の改善を目的としたトレーニングのことを指します。MFTを継続して行うことで口腔周囲の筋肉バランスを整え、癖を直すことができます。トレーニング方法はとても簡単で、繰り返し行っていけば、テレビを見ながらでもできるほどシンプルな内容となっています。
自分で理解してトレーニングをするのが難しい小さいお子さんの場合は、簡単な基本運動をやったり徐々にトレーニングに慣れてもらうようなカリキュラムもご用意しております。
MFTを行うことのメリットとして、一番大きく期待できることは、指しゃぶりと舌癖です。また矯正治療に効果的なため、治療中、治療後も継続してトレーニングを行うことを推奨しております。MFTのメリットとして以下が挙げられます。MFTを習慣化し、口腔内の健康を維持していきましょう。
治療スケジュールを守りながら
矯正治療を進めることが可能です。
矯正治療の成果を保持することができます。
表情筋が強化され、自然で美しい笑顔が得られます。
食事の際のマナーや様式が向上します。
発音が向上します。
適切な機能を身につけることで、
正確な発育が期待できます。
マウスピース矯正は、透明なマウスピース型の装置で歯を動かす新しい矯正方法です。ワイヤーやブラケットを使用しないので、目立たず、周囲の人に気づかれにくいのが特徴です。そのため、人と会ったり喋る機会が多いお仕事をされている方、ご年配の方など、幅広い年齢、職業の方に負担の少ない矯正方法と言われています。当院では、ムーシールドやマイオブレースなど数十種類のから各個人に合わせて選択しております。
ムーシールド(反対咬合用のマウスピース矯正)は、受け口の方に向けた矯正方法です。受け口(反対咬合)とは、下の歯が上の歯よりも前に出てしまっている状態をいいます。
下の顎のみ成長し、上の顎の成長が遅れている場合になることが多いです。3歳~5歳くらいが適用年齢で、夜の寝ている間のみ装置を装着するだけで受け口が改善されます。
マイオブレースは、歯並びが悪くなる根本的な原因の改善を目的とした矯正方法です。口呼吸・指しゃぶり・逆嚥下などのお口の悪い癖を取り除き、顎の正しい発育をさせます。お子様の身体全体の健康に寄与します。適齢期は、5歳~8歳くらいのお子様に使用します。
矯正歯科ってどんな治療ですか?
歯並びを美容的に整えるだけの治療ではなく、かみ合わせも整えて健康なお口として機能するようになることも、治療目標にあります。矯正治療とは、八重歯や乱杭歯、受け口、出っ歯、すきっ歯と呼ばれるような歯列不正・不正咬合を、歯の位置を変えて整え、全身のバランスや、お顔の口元の見た目も改善を図る治療です。矯正治療により、
①虫歯や歯周病の予防
②口元の審美的改善(美しい笑顔、小顔美人)
③バランスのとれた顎の成長発育
④咀嚼機能回復(食べ物の消化不良や顎関節症のリスク軽減)
⑤発音の明瞭化
⑥全身のバランスや姿勢の改善(筋力やスポーツにも影響します)
⑦脳の活性(脳細胞活性や集中力に影響します)
⑧自分への自信(健康観と自分への価値観が向上します)など、多くの効果を期待できます。
矯正を受けたいのですが、不安が多くて・・・
実際に治療の流れに入るまでは、どなたも少なからずご不安をお持ちのことと思います。当院では、どなたもまずは無料の矯正相談をし、治療の流れや装置の種類・治療期間・費用・治療開始時期などを予めご理解いただいたあとに、検査、確定診断、確認書の受領、矯正治療開始とし、治療開始までのカウンセリングを重視しております。また、治療開始後も気兼ねなくお話頂けるよう、和やかな雰囲気にも配慮することを日々考えております。私自身が受けたこともある矯正治療体験談も活かし、わかりやすい説明と、丁寧な診療を心掛けておりますのでご安心ください。スタッフ一同でお一人おひとりのサポートに取り組んでおりますので、どうぞ当院の雰囲気も感じていただき、ご相談にいらしてください。
途中で虫歯になってしまったら、すぐ診てもらえますか?
虫歯リスクの高い患者様には、予防のための歯磨き指導に加えて、歯のクリーニングにご来院頂くようご案内しております。またご自身では気が付かなくても、虫歯がみつかってしまったら、虫歯が大きくなってしまう前にすぐに治療をご案内しておりますのでご安心ください。虫歯治療のため矯正治療の期間が延長してしまうこともありますので、虫歯にならないで矯正治療を終えられるように、ご一緒にがんばりましょう。
歯を抜かないと治療できませんか?
なるべく永久歯を抜かない矯正治療法を優先して行っていきたいと思っております。しかし矯正治療のためにはかみ合わせに影響の少ない小臼歯を抜いて、抜けてできる隙間を利用しないと治療が難しい場合があります。あごの大きさより歯の大きさが大きすぎる場合や、口元の歯が前に突出している場合などです。歯を抜いてきちんとかみ合わせをつくる方が、将来残る健康な歯の本数も多いこともあります。最近では食生活も影響し、顎が小さい方や、先天的に小臼歯が欠損している方も増えています。当院では患者様に合った治療法をお伝えし、患者様ご自身が治療法を選択し、ご納得いただいてから、実際の治療へと進んでおります。
まだ幼い子供の相談をしたいのですが、開始時期はいつごろですか?
矯正治療の開始時期については、前歯の交換期(小学校2年生~4年生)ごろが最適な場合が多いです。ところが症状によっては、もっと早い時期から行った方が良い場合もあります。あごの発育を刺激して上下のあごのバランスを整えたり、あごの大きさや舌などの筋肉が正常に発育するように環境づくりをしたり、患者様によって、さまざまな治療が早期に必要なこともあります。言葉や発音を覚える大切な時期の治療は、正常な発育が行われるように環境づくりをして、永久歯列期に正常咬合にするための大切な準備となります。ご相談は何度でも承りますので、ご不明点の解消と治療のイメージづくりを前向きにして頂き、開始時期を決めることがよいでしょう。
受診に際して年齢制限はありますか?
歯と歯を支える歯周組織が健康であれば、治療は何歳からでも可能です。お子様世代、お父様お母様世代、おじい様おばあ様世代・・・と、どなたでも全く問題ありません。最近では目立ちにくい装置が使用され、治療の必要性を感じている成人の受診者数が増加傾向にあります。ご希望でしたら歯の裏側につける見えない矯正装置にも力を入れておりますので、まずはお気軽にご相談ください。
〒356-0052 埼玉県ふじみ野市苗間1丁目13−19
TEL 049-265-6874
▲ 土曜日は9:30〜13:30までの診療となります。
休診日…日曜・祝日